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「1度覚えたら絶対に忘れない」これが究極の勉強法

もし、「覚えたことを絶対に忘れないこと」が可能なら偏差値の10や20は楽々上がります。しかし、「絶対忘れない」というのは理想的ではあるけれども現実的ではありません。 ということでもう少し現実味のあるアプローチをしてみたいと思います。つまり、「忘れない勉強法」ではなく「忘れにくい勉強法」という観点から考えてみます。

「覚える勉強」から「考える勉強」へ

勉強というとひたすら「覚えて覚えて覚えまくる」という人がいますが、 人間の記憶力には限界がありますし、意味のない事柄をずっと覚えていることは至難の業です。 この勉 強法には次の大きな欠点があります。 それは自分の頭で考えていないことです。 自分の頭で考えていないということは公式などを忘れてしまったら手も足も出ませんし、 試験で 初めて見る応用問題が解けません。 つまり「覚える勉強法」では、試験で初めて見る応用問題を解くためには 多くの応用パターンをおぼえなければならなくなります。 しかし、 応用パターンは無限に存在します。 それらすべてを覚えるということは不可能といってもいいでしょう。 そのためにはまず、基本パターンを確実に習得してそれをどのようにして 組み合わせるかを 「自分の頭を使って考える」ということが重要になってくるのです。 また、自分で考えることで印象も強くなり、それだけ記憶の定着にもつながっていきます。 つまり、「考える勉強法」は次の2つのメリットがあるのです。

1.覚える絶対量が少なくなる

2.記憶に定着につながる

忘れる前に復習する

考える勉強法についてご説明しましたが、漢字やことわざ、年号や固有名詞は考えてどうこう なる問題ではありませんからこれらはどうしても覚えるという作業が必要となってきます。 そして、重要なことですが「入試の日に覚えている」必要があります。 1年後に試験を受けるのであれば当然1年後まで頭に残しておかなくてはなりません。 しかし、残念なことに人 間の記憶はそのままにしておくと1年後には97%を忘れてしまいます。 それどころか20分後に約40%、翌日には約70%、3日後には80%以上忘れてしまうのです。 このことから分かるよ うに徹底的な復習が大切になってきます。理想としては、


1.覚えたことは3日以内に最低1回、できれば
  3回以上復習する

2.覚えたことは最低1ヶ月間は何度も継続して
  復習する

3.暗記科目、暗記事項については70%を復習
  に費やす

この勉強法は一見、勉強の進行速度は遅くなるように思えますが、 長い目で見た場合、断然効率のよい勉強法だということがはっきりと言うことができます。 忘れる前に復習することを しっかりとお子さんに習慣づける様にしてください。

すべての原因は国語力不足にある?

塾の多くは、国語の指導にあまり力を入れていません。 なぜなら受験の合否を決めるのは得点の合計ですから得点の差がつきにくく、 時間がかかるわりに効果が薄い国語は後回しにされ てしまいます。 しかし、国語力がないと他の教科に悪影響が出てきます。 当たり前ですが、算数も理科も社会もすべて日本語で書かれています。 当然、日本語の能力が低ければ他の教科 の理解度も当然下がるということです。 算数でよく起こることなのですが、ちょっと言葉を変えて出題されただけで まったく解けなくなってしまうというお子さんが非常に多いのです。 つまり、問題文で何が問われているのかが理解できていないということです。 これと同じことが理科や社会でも起こっています。 テキストに書いてあることの意味が分からない。 長い文 章を読むことに必死で内容が頭に入ってこない これらのことはすべて国語を後回しにしてしまったことが原因です。

「読解力=論理力」なのです

よく「うちの子には読解力がない」と悩まれている方がいらっしゃいます。 ではどうすれば読解力を身につけることが出来るのでしょうか? それは論理力を鍛えることです。 つまり、筋 道をたてて考えることができるかです。 国語の勉強では「答えが合っていた」・「間違っていた」は重要ではありません。 そうではなく、「なぜその答えになるのか?」という理由が分か っているかが重要なのです。 ただ、漠然と大量の問題を解いても読解力は上がりません。 解答する際に”なんとなく”ではなく、解答の理由も考えさせることが必要です。 しっかりと理 由を考えて解答することで論理力が鍛えられていきます。 論理力は物事を理解し整理する思考力と密接に結びついているため、 文章を読む力がつくと同時に表現力・理解力も上がります。 そうなると、テキストに書かれている内容や人の話を理解することも早くなりますので 他の教科に対しても大きな向上が見られるようになります。 そしてさらに国語という科目は他の教 科の勉強と異なり、 いったん力をつけてさえしまえば、ずっとその力を維持できます。 つまり、「追い込みの時期に他の教科の勉強に集中できる」というメリットもでてきます。 ですから、 まず国語力をつけることが後々大きなアドバンテージを持つことにつながるのです。

正しい国語の勉強の方法

国語というのは他の教科とは違い、出来なかった問題というのは 「解法が分からないから解けない」のではなくただ単に「実力がないから解けない」のです。 つまり、いくら解説をされた ところで実力が上がるはずもなく意味がありません。 ですから問題集を解いたところで一向に力はつきません。 国語の勉強は、読む力をつけることが基本です。 そのためにはある一定のレ ベルの文章を毎日読み続けるという方法が最も効果的です。 1番手っ取り早いのは新聞なのですが、小学生にはちょっと難しい文章もありますので いきなり新聞に手を出すと挫折してしま うでしょう。 そこでですが、過去問の問題文を学校名を問わず読むことはいかがでしょうか? 問題を解く必要はありません。ここでの目的は入試レベルの文章読解力をつけることです。 毎 日繰り返し、繰り返し何度も読むことで自然と読解力が身につくようになります。 ちなみにわたしが中学受験の時には天声人語(家が取っているのは朝日新聞だったので)と 過去問の文章 を毎日読むことを親に徹底的に指導されました。 子供新聞を発行しているところもありますのでそちらを読むこともおすすめします。 読解力をつけるのと同時に入試に必要な理科や社会の 知識を手に入れることもできます。

失敗したことはお子さんが1番良くわかっている

塾に通うようになると毎週のようにテストが行われます。 そうなるとやっぱりお子さんのテストの結果が気になります。 点数がよければ大喜びして、悪ければ「なんでこれしかとれないの? 」と お子さんに文句の1つや2つ言いたくなってしまいます。 そして、言ってから「あ~あ。また言っちゃった」と反省を繰り返す。 あなたもこんな経験をしたことはありませんか? でも これって子供にしてみると結構ショックです。 失敗したことは自分が1番良くわかっているし反省もしている。 そこに追い討ちを掛けるような親の一言はかなり効きます。 親としては励まし ているつもりでも子供からすると傷口に塩を塗りこまれているのと同じ なんてこともしばしばあります。 分かっているけどつい言ってしまうという人もいると思います。 そこで少し考え方を 変えてみてはいかがでしょうか?

間違えたことはむしろラッキーと考える

テストの点が悪いことをマイナスのことと考えてはいないでしょうか? 実はまったく逆なのです。 間違えたことはむしろラッキー だって間違えたところは当然復習しますよね。 ということ は本番で同じ問題が出れば得点できるということです。 一方、あっていたところはなかなか普通は復習しません。 そのまま通り過ぎてしまうことがほとんどです。 つまり、復習のチャンスを 逃してしまうのです。 間違えたことはいいことだと考えることが出来れば、 テストでお子さんの点数が良かったときは当然うれしいですし、 点数が悪かったときでも復習できるから合格へ一 歩近づいたと喜ぶことが出来ます。 私が中学受験をした当時、母親にテストの結果に関して怒られたことは1度もありません。 点数が良かったときはほめてもらい、悪かったときもニコッと笑 って「じゃあ一緒に復習しようか?」と言ってくれました。私は何度、この笑顔に救われたことでしょうか。 怒って伸びる子供などこの世にひとりもいません。 つねに前向きに笑顔で付き合っ てあげてください。 怒られた後に沈んだ気持ちで勉強するのと自ら意欲を持って勉強するのとでは どちらが効果があるかは言わなくても分かりますよね。 もう一度言います。 間違えたことは ラッキーです。チャンス到来! このチャンスを生かすも殺すもすべては親であるあなた次第 お子さんが失敗したときこそあなたは優しく笑ってあげる。 そうすることでお子さんも前向きに頑 張ることができるのです。

「攻めの勉強」と「守りの勉強」

受験に「合格する子の親」と「落ちる子の親」の最大の違いは、勉強に対してのスタンスの差に表れます。不思議なことに成績の良い子の方が、勉強時間は短いのです。 「それは頭がいいからで しょ」とあなたは思うかもしれません。 しかし、受験に限定すれば、頭の良し悪しと成績は必ずしも比例はしません。 勉強の方法次第て受験の結果は大きく変わってしまいます。 つまり、受験 という性質を理解しているかどうはで受験の結果は大きく変わります。 受験は絶対評価ではなくあくまで相対評価です。 トップで合格しようが、ビリで合格しようが合格ということに関しては何 一つ変わりません。 入試で重要なことは、他の子が解けない問題を解けることではありません。 他の子が解ける問題を確実に解けることが必要なのです。 いま、あなたはお子さんに多くの問題 を解かせているに違いありません。 でも、その方法では成績が上がることはまずありません。なぜなら中学受験の出題範囲は広く、 いくら頑張ってもすべてをカバーするのは不可能だからです。 成績の良い子の親はそんなことはしていません。 必要最低限の知識だけをお子さんに学ばせています。 合格するために必要なことの中から、お子さんに欠けている部分つまり弱点をしっかりと 把握し そこを重点的に学習させているから、勉強にあまり時間をかける必要がないのです。

勉強時間を減らせば子供は自然とやる気を出す

受験勉強をしているこどもにとって1番イヤなことは、勉強する時間が長いということです。 つまり、勉強時間の短縮さえできれば子供もやる気をだしてくれるのです。 「ただでさえ時間がない のに何を言ってるんだ」と思うかもしれませんが、 今、お子さんにやらせている勉強はムダが多く成績につながらないことに時間を費やしています。 もし、「勉強時間を増やせば成績が上がる」 と本気で信じているのであれば、 あなたのお子さんの成績が上がることはまずありません。よくて現状維持だと思います。 お子さんを合格させたいと思っているのであれば、根本的に勉強法を変 える必要があります。 勉強時間に頼った勉強法から勉強の質をあげる勉強法へ 「攻めの勉強法」から「守りの勉強法」へ それほど難しい話ではありません。コツさえつかめば誰にでも可能です。 「合格する子の親」と「落ちる子の親」の違いは無駄な勉強をさせているかいないかの差です。 そして、あなたが出来る最大の役割は『お子さんの時間管理をしっかりする』ということです。

勉強時間さえ増やせば成績が伸びるという誤解

「子どもの成績が上がらないのは勉強時間が少ないに違いない」という発想はナンセンスです。 おそらく、お子さんはかなりの時間、勉強しているはずです。 それ以上増やしたところで集中力は 落ち、やる気はなくなりいいことは一つもないでしょう。 気合と根性で乗り切ろうというのはやめたほうがいいでしょう。 もし乗り切れるのであればすでに乗り切っていると思います。 お子さ んの成績が伸びないのは、「勉強時間」ではなく「勉強の質」の問題です。 つまり、現在の勉強法が間違っているから成績が伸びないのです。 今あなたがお子さんにやらせている勉強法をもう1 度見直してみてください。 漠然と勉強をさせてはいないでしょうか? 勉強時間を増やしても成績が伸びないことは、お子さんがすでに証明しているはずです。 「どうすれば質の高い勉強ができ るか?」をもう1度考え学習プランを練りなおす必要があります。 勉強のための勉強をしてはいないでしょうか? もちろんそれも重要かもしれませんが、でもそれは希望の中学に入ってからにし てください。 今やらなくてはいけないことは「テストで得点がとれる勉強法」をすることです。

基礎の大切さを甘く見すぎてはいませんか?

多くの人が合格するためには難しい問題が解けないといけないと勘違いをしています。 そんなことは決してありません。みんなが解ける問題を解くことができれば合格できるのです。 そして、そ のためには基礎力が非常に重要になってきますが、多くの人は問題演習に明け暮れ、最も重要である基礎の定着をおろそかにしています。 塾は「問題演習をたくさんすることで力がついてきます。 」といいます。確かにそれは事実です。 でもそれは基礎力がある人にとっての話です。 正直にいえば、あなたのお子さんにはまだ問題演習をする資格はありません。 申し訳ありませんが、それ以 前の問題です。 基礎力のないお子さんが問題演習を行うのは地盤も緩み大黒柱もがたがたの欠陥住宅を とりあえず外装工事をしてどうにかごまかそうとしているのと同じことです。 工事中に倒壊 するのも目に見えています。 「基礎はしっかりできている。応用問題が解けないんだ」と反論する方もいるでしょう。 試しに塾のテキストの例題を解かせてみてください。例題すらも解けない方が 多いはずです。 応用問題に手を出すのは例題を100%解けるようになってからでも遅くありません。 むしろ、例題が100%解けるようになれば必ず応用問題もとけるようになっています。 そのために もあなたがお子さんの弱点をしっかりと把握するということが必要なのです。

家庭教師は、お勉強の「基礎」と「応用」を両方教えれます

前にも述べています通り、お勉強とは「基礎」ができて「応用」が解ける形になっています。例えば、家でいう大事な土台が頑丈で ないと、上に柱や屋根をのせても壊れてしまいます。お勉強の同じ ように、「基礎」が出来ていないとお子様はお勉強をしたがりま せん。ますます勉強が嫌いになって、最後は学校や塾で置いてきぼりになってしまいます。そこで登場するのが家庭教師です。家庭 教 師は、まずお子様が出来ていない問題状況を把握し、「どの箇所の問題が解っていないのか?」、「この問題を解くには、以前の どの問題が解けてれば出来るはず...」とお子様のレベルに合わせて、 出来ていない箇所を見つけて過去を分析していきます。いわば、 人間の病気を調べるお医者さんみたいなものです。お子様と一緒に勉強を楽しく指導できる先生を見つけることができれば、成績ば か りではなく人間性も成長すると思います。当社は、そういう先生方を育てていく会社を目指しています。